子犬の予防接種は、生後6~8週齢から開始し、基礎免疫を完了させることが最も重要です。コアワクチンとオプションワクチンの違い、および週別接種スケジュールを一目でわかるようにまとめました。

ワクチン接種前に必ず確認してください。
健康状態が不安定な子犬は、ワクチン接種を延期する必要があります。接種前には必ず獣医師による健康チェックを受け、鉤虫などの寄生虫駆除を完了させておきましょう。発熱や下痢・嘔吐などの症状がある場合、あるいは食欲が低下している場合は、接種を行わないのが原則です。新しく迎えた子犬の場合は、少なくとも1週間ほど新しい環境に慣れさせてから、ワクチン接種を開始してください。

| 時期 | 接種内容 |
|---|---|
| 生後6〜8週 | 混合ワクチン1回目 |
| 生後8〜10週 | 混合ワクチン2回目 |
| 生後10〜12週 | 混合ワクチン3回目+ケンネルコフ |
| 生後12〜14週 | 混合ワクチン4回目+レプトスピラ1回目 |
| 生後14〜16週 | 混合ワクチン5回目+狂犬病1回目+レプトスピラ2回目 |
| 毎年 | 混合ワクチン追加接種+狂犬病追加接種 |

小型犬やアレルギーの既往がある子犬は特に注意が必要です。
小型犬は体重に対するワクチン反応が強く出やすい傾向があります。まれに顔の腫れ、激しい嘔吐、呼吸困難などのアレルギー反応が現れることがあるため、接種後は少なくとも30分間は病院で待機し、異常がないか確認してください。以前、ワクチン接種後にアレルギー反応が出たことがある場合は、必ず事前に獣医師にお知らせください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Day MJ, Horzinek MC, Schultz RD, Squires RA. WSAVA Guidelines for the Vaccination of Dogs and Cats. Journal of Small Animal Practice. 2016.
[2] Ford RB, Larson LJ, McClure KD, et al. 2017 AAHA Canine Vaccination Guidelines. Journal of the American Animal Hospital Association. 2017;53(5):243-251.
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed — Chapter 20: Infectious Diseases and Vaccination
[4] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases — The New Puppy Wellness Examination