春から冬まで、猫の季節ごとの健康リスクと予防チェックリストをまとめました。抜け毛・寄生虫・熱中症・泌尿器の問題など、季節ごとに必ず確認しておきたいケアのポイントをチェックしてみてください。

季節のケアを始める前に必ず確認してください
季節ごとの予防ケアを始める前に、まずは猫ちゃんの現在の健康状態を確認することが大切です。体重減少、食欲低下、嘔吐や下痢が2日以上続く場合は、季節性の問題ではなく別の疾患の可能性があります。腎臓病、糖尿病、甲状腺機能亢進症などの基礎疾患がある猫ちゃんは、季節の変わり目ごとに獣医師と相談が必要です。



| 項目 | 春 | 夏 | 秋 | 冬 |
|---|---|---|---|---|
| 主なリスク | 換毛・外部寄生虫の増加 | 暑さ・脱水 | 免疫低下・上部呼吸器感染 | 泌尿器の問題・呼吸器の悪化 |
| 寄生虫予防 | 開始を相談 | 維持 | 維持・終了を相談 | 獣医師に相談 |
| 健康診断 | 任意 | 任意 | 推奨 | 任意 |
| 特別なケア | 毎日のブラッシング | 水分・冷房の管理 | 体重・接種の点検 | 保温・水分の管理 |
| 飲水の管理 | 普通 | 強化が必要 | 普通 | 強化が必要 |
寄生虫予防の開始・終了時期や健康診断の周期は、地域の気候や猫の状態によって異なる場合があります。獣医師と相談して決めてください。
長毛種・高齢猫・基礎疾患のある猫は特に注意が必要です
ペルシャやメインクーンなどの長毛種は、夏の換毛期のケアと冬の皮膚の乾燥に特に気を配る必要があります。10歳以上の高齢猫では、季節の変わり目ごとに血液検査で腎臓と甲状腺の数値を確認することをお勧めします。腎臓疾患や糖尿病のある猫は、冬場に脱水のリスクが特に高いため、毎日の飲水量をチェックしてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little S., The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Elsevier, 2022
[2] Nuttall T., Harvey R.G., McKeever P.J., BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition, BSAVA, 2019
[3] Drobatz K.J., Costello M.F., Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Edition, Wiley-Blackwell, 2021