Q熱は、マダニや感染した動物の排泄物を介して伝播する人獣共通細菌感染症です。飼い主様も感染する可能性があるため、早期発見と予防管理が重要です。


このような場合は、すぐに動物病院へお越しください。
マダニに刺された経験がある場合や、最近の屋外活動・牧場訪問後に発熱や倦怠感が1日以上続いている場合は、すぐに動物病院を受診することをお勧めします。特に妊娠中のペットが流産の兆候を示している場合や、飼い主自身にもインフルエンザ様の症状が現れている場合は、人獣共通感染症を疑う必要があります。Q熱の多くは症状が軽いか無症状ですが、診療が必要な臨床例において診断や治療が遅れると回復が遅れ、症状が長期化することがありますので、早めの受診が安全です。

| 項目 | スポットオン(フィプロニル) | 経口チュアブル(フルララネル) | マダニ用首輪 |
|---|---|---|---|
| 持続期間 | 約1か月 | 約3か月 | 約6〜8か月 |
| 水遊び後の効果 | 一部低下 | 影響なし | 影響なし |
| 猫への使用 | 猫専用のみ | 専用製品あり | 猫専用のみ |
| 飼い主の接触時の注意 | 乾燥前は注意 | ほとんどなし | 子どもの接触に注意 |
製品の選択は必ず獣医師と相談のうえ決めてください。特に猫は犬用のピレスロイド系を使用すると中毒の危険があります。
飼い主さんも一緒に守りましょう—人獣共通感染症に注意
Q熱は人にも感染する人獣共通感染症です。妊婦さん、免疫力が低下している高齢者や子どもは特に注意が必要です。また、感染した動物の出産現場は、一般の飼い主さんが直接お手伝いしない方が安全です。ペットがQ熱と診断された場合は、かかりつけの人間用医療機関にも連絡し、一緒に検査を受けることをお勧めします。関連して、マダニ予防ガイドも併せてご確認ください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition, Chapter on Ectoparasites
[2] Principles and Practices of Canine and Feline Clinical Parasitic Diseases
[3] Greene's Infectious Diseases of the Dog and Cat, 5th Edition, Chapter on Coxiellosis (Q Fever)