ブドウやレーズンを食べたペットに現れる中毒症状、緊急時の対処法、動物病院での治療の流れをご紹介します。


このような症状が見られた場合は、すぐに病院へお越しください。
ブドウやレーズンを食べたことが確認できた場合、あるいは嘔吐・尿量の減少・元気の低下などの症状が見られた場合は、一刻も早く動物病院の救急外来を受診してください。特に、12時間以上尿が出ない、嘔吐が止まらない、意識がもうろうとするような状態では、すでに腎不全が進行している可能性があります。食べた時刻と推定される摂取量をメモして、獣医師にお伝えください。


ブドウ中毒を防ぐための必須ルール
ブドウやレーズンの中毒は、予防が何より大切です。ブドウやレーズン、またレーズン入りのパン・お菓子・サラダなどは、ペットが絶対に届かない場所に保管してください。市販のブドウジュースやブドウワイン、ブドウジャムは酒石酸が除去されているため腎不全のリスクはないと報告されていますが、糖分など他の成分に問題がある可能性もあるため、ペットに与えないのが望ましいです。家族全員、特に子供たちには、ペットにブドウを与えてはいけないことを必ず教えてあげてください。散歩中に地面に落ちたブドウを食べないように注意し、お客様が来られた際も果物盛り合わせの皿は高い場所に置くように心がけましょう。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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