犬の眼圧測定は、眼科疾患の早期発見において重要な検査です。眼圧の異常は、緑内障などの深刻な目の疾患の初期兆候となる可能性があります。



すぐに動物病院を受診すべき緊急のサイン
犬の目が突然腫れ上がったり、白く濁って動かなくなったりした場合は、すぐに動物病院を受診してください。眼圧が急激に上昇すると、視力低下が急速に進行する可能性があります。



特定の犬種では、眼圧の問題に特に注意が必要です。
アメリカン・コッカー・スパニエル、バセット・ハウンド、ボストン・テリア、シャペイは閉角緑内障に、ビーグルやノルウェー・エルクハウンドは開角緑内障にそれぞれかかりやすいことが知られています。また、ケアン・テリア、ボクサー、ラブラドール・レトリバーなどでは色素性緑内障のリスクが報告されています。遺伝的要因が関与しているため、これらの品種の犬には定期的な眼圧検査をお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | アプラネーション眼圧測定 | リバウンド眼圧測定 |
|---|---|---|
| 機器の例 | Tono-Pen | Tono-Vet |
| 点眼麻酔 | 必要 | 不要 |
| 測定原理 | 角膜を平坦化させるのに要する力を測定 | 探針が角膜に瞬間的に接触した後の反動を測定 |
| 角膜接触 | 平坦化するまで接触 | 瞬間的にのみ接触 |
| 頭の位置 | 制約が少ない | 探針が水平になるように配置 |
どちらの方法も携帯型の機器で迅速かつ安全に眼圧を測定でき、アプラネーションは測定前に点眼麻酔が必要ですが、リバウンドは麻酔なしで実施できます。健康な犬の正常眼圧はおよそ15〜25 mmHgと報告されています。
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[1] Gelatt, K.N. & MacKay, E.O. (1998). Distribution of intraocular pressure in dogs. Veterinary Ophthalmology, 1(2–3), 109–114.
[2] Tilley, L.P., Smith, F.W.K. (2007). Blackwell’s Five-Minute Veterinary Consult: Canine and Feline. 4th ed. Ames, IA: Blackwell.
[3] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases. Case 30: The Dog with 'Blue' and 'Red' Eyes. (2020). Elsevier.