犬の疥癬(かいせん)は感染力の強い寄生虫で、皮膚に激しいかゆみと炎症を引き起こします。早期の診断と適切な治療が重要です。



すぐに動物病院を受診すべきサイン
犬の疥癬は感染力が強く、早期の治療が重要です。症状が進むと、掻き傷から二次的な細菌性皮膚感染症(膿皮症)を発症しやすくなります。特に以下の兆候が見られた場合は、速やかに動物病院を受診してください。



品種別の注意点と再発予防
犬によって症状の重さや薬物への反応が異なることがあります。特に一部の犬は殺ダニ剤として使われる特定の薬剤に敏感に反応することがあるので、薬剤の種類と用量は必ず獣医師と相談してから決めてください。また、再発を防ぐためには、一緒に暮らしているすべての動物を同時に治療し、生活環境も徹底的に清掃することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed, 2023
[2] Handbook of Veterinary Pharmacology, 2022, Chapter 0754
[3] Curtis CF et al., Evaluation of a commercially available enzyme-linked immunosorbent assay for the diagnosis of canine sarcoptic mange, Veterinary Record, 2001