犬の動脈管開存症(PDA)は、生まれてすぐに閉じるべき血管の通路が開いたまま残り、心臓に過剰な負担をかける先天性の心疾患です。早期発見と手術で完治できるため、症状と治療法を事前に把握しておきましょう。


ただちに救急外来へ!このような症状は決して待っていてはいけません
突然倒れたり失神したりする場合、呼吸困難が激しく全身が揺れる場合、逆位型PDAで体の後部(後ろ足や尻尾側の粘膜)が青紫色になる差動性チアノーゼが見られる場合——これらのうち一つでも現れたら、すぐに24時間対応の緊急動物病院へ連れて行ってください。黄金時間を逃さないでください。


この品種の場合は、生後初めての健康診断の際に必ず心臓の聴診をお願いしてください。
プードル、マルチーズ、ポメラニアン、コリー、チワワ、ジャーマンシェパード、コッカー・スパニエル、ウェルシュ・コーギーは、動脈管開存症の発症リスクが比較的高いと報告されている犬種です。特にメスの犬で多く見られます。生後2ヶ月の初回ワクチン接種の受診時には、必ず心臓の聴診検査を依頼してください。聴診で連続性の心雑音が聞こえた場合は、直ちに心エコー検査を受けることをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Chetboul V, et al. Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats. Éditions du Point Vétérinaire, 2016.
[2] Schaer M (ed.). Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. CRC Press, 2022.
[3] Bussadori C, Carminati M, Domenech O. Transcatheter closure of a perimembranous ventricular septal defect in a dog. J Vet Intern Med, 2007, 21:1396–1400.
[4] Bussadori C, Domenech O, Longo A, et al. Percutaneous catheter-based treatment of pulmonic stenosis and patent ductus arteriosus in a dog. J Vet Cardiol, 2002, 4:29–34.