犬の糖尿病性ケトアシドーシスの緊急サイン、診断と入院治療のステップ、費用、そして回復後の生涯管理のポイントまで、飼い主さんが知っておくべき重要な情報をまとめました。


24時間対応の動物病院の救急外来にすぐ連れて行くべき基準
次のいずれかに該当する場合は、地域の動物病院ではなく、24時間体制で入院・集中治療(ICU)が可能な病院へ直ちに移動してください。ケトアシドーシスは、一般的な外来診療では修正が困難です。 - 意識が朦朧としている、または呼びかけても反応が弱い - 12時間以上、水も飲まない - 呼吸数が1分間に40回以上と速い - 舌や歯茎が灰色や紫がかった色に見える - 糖尿病と診断されているのに、インスリン投与を数日忘れてしまった


再発を招く5つの危険因子
次のような状況では、ケトアシドーシスが再発する可能性があります。飼い主さんが事前に予防できる要因が多数あります。 - インスリンの漏れ・過剰投与: 旅行や出張などで1〜2回投与を忘れるだけでも発症する可能性があります。 - 膵炎の再発: 脂っこい食べ物やおやつは絶対に与えないでください。 - 尿路感染症: 頻尿や血尿が見られた場合は、すぐに検査を受けてください。 - 発情・妊娠: 避妊手術をしていないメス犬はホルモン変動により発症率が上昇するため、避妊手術を推奨します。 - ステロイドの使用: 他の疾患で処方される際は、必ず糖尿病であることをお伝えください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Edition — Diabetic Ketoacidosis Management
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition — Endocrine Emergencies
[3] BSAVA Manual of Canine and Feline Endocrinology, 5th Edition
[4] The Dog Care Handbook — Practical Home Nursing for Diabetic Dogs