犬の膀胱憩室は、膀胱の壁に異常な突出部ができる疾患であり、感染症・尿路閉塞・慢性炎症が原因となる可能性があります。早期発見と適切な治療が必要です。



すぐに病院を受診すべき症状
犬が排尿時に激しい痛みを示す、血尿が繰り返される、排尿後もじっと座り込んだり震えたりする場合は、すぐに動物病院を受診してください。これは感染症が悪化しているか、尿路閉塞が生じている可能性が高いからです。獣医師は超音波検査やX線検査を行い、憩室の大きさや状態を確認します。



特定の犬種は膀胱憩室のリスクが高いです
膀胱憩室は、膀胱の壁が先天的に弱かったり、慢性的な尿路疾患によって後天的に弱くなったりすることで生じることがあります。ただし、現時点で提示されている根拠だけでは、特定の品種がより危険であると断定するのは難しいです。繰り返す下部尿路症状がある場合や、高齢の犬の場合は、定期的な健康診断と尿検査を通じて異常を早期に発見することが重要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th ed. 2022. Wiley-Blackwell.
[2] Fossum, T. W. (2018). Small Animal Surgery, 5th ed. Elsevier.
[3] Holt, P. E. et al. (2020). Canine bladder diverticulum: A retrospective study of 45 cases. Journal of Veterinary Internal Medicine, 34(3), 1120–1127.