猫のマラセチア皮膚炎は、酵母菌の過剰増殖によって引き起こされる真菌性の皮膚疾患です。症状、原因、診断、治療、再発防止のための管理方法までを、獣医学の専門チームがまとめました。


このような症状が見られる場合は、早めに動物病院を受診する必要があります。
かゆみや発疹が2週間以上続く場合、顔全体に赤い発疹やフケが広がっている場合、複数の爪が同時に変色している場合、皮膚症状に加えて体重減少や元気の低下が伴う場合は、基礎疾患が疑われます。単なるスキンケアだけでは解決しない可能性があります。

デボンレックスとペルシャは特に注意が必要です。
デボンレックスは、爪周囲のマラセチア感染症(爪周囲炎)に特にかかりやすい品種です。爪の周りの皮膚が茶色く変色したり、分泌物が見られたりした場合は、すみやかに確認する必要があります。ペルシャのように皮膚のしわが多い品種は、しわの間で酵母菌が増殖しやすいため、定期的に拭き取って清潔に保つのがおすすめです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Nuttall T, Harvey RG, McKeever PJ. BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed. Chapter: Malassezia dermatitis. British Small Animal Veterinary Association, 2019.
[2] Cavana P, Peano A, Petit JY et al. A pilot study of the efficacy of wipes containing chlorhexidine 0.3%, climbazole 0.5% and Tris-EDTA to reduce Malassezia pachydermatis populations on canine skin. Veterinary Dermatology 26, 2015.