犬の急性腎不全(AKI)は、腎機能が急激に低下する緊急の状態です。早期発見と即時の治療が生存率を左右します。



すぐに動物病院を受診が必要な症状
尿が全く出ない、あるいは激しい嘔吐や元気のなさが続く場合は、急性腎不全の緊急事態です。この場合、数時間以内に治療を開始することが生存を左右する重要なポイントとなります。直ちに獣医師にご相談いただき、動物病院への受診をお勧めします。



特定の犬種はより危険です
急性腎不全は死亡率の高い緊急疾患であり、特に尿量が減少したり全く出なくなったりする少尿・無尿状態では予後がさらに悪くなります。ブドウやレーズン、不凍液(エチレングリコール)、NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)などの腎毒性物質にさらされた場合や、重度の感染症・脱水状態にある犬はリスクが高いため、特に注意が必要です。疑わしい症状が見られた場合は、直ちに獣医師に相談し、動物病院への受診をお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed. (2023). Chapter on Renal Disease, pp. 180-185.
[2] Urinalysis in the Dog and Cat. (2022). Elsevier, pp. 79-85.
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. (2021). Chapter on Kidney Failure, pp. 1060-1070.