犬への目薬の投与方法には正確な技術が必要であり、誤った方法では目に刺激を与えてしまう可能性があります。正しい投与方法と注意事項を把握しておくことで、効果的な治療が可能になります。



すぐに動物病院を受診すべき緊急のサイン
目がひどく腫れたり、白や黄色の分泌物が出たりする場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは細菌感染症や角膜損傷の兆候である可能性があります。また、目を開けられない場合や、視力を失ったかのように振る舞う場合も緊急事態です。目薬を投与してから24時間以内に症状が悪化した場合、すぐに獣医師にご相談ください。



犬種別の注意点と再発予防のコツ
短頭種(ブルドッグ、ペキニーズ、シーズーなど)の犬は、目が飛び出ているため、目薬の投与には特に注意が必要です。眼球表面が露出しやすいため、角膜が乾燥したり、刺激や感染を受けやすくなったりする可能性があります。また、目元の毛が多いと薬が毛についてしまい、効果が低下する恐れがあるため、点眼前に目元をきれいに整えてあげてください。目元の定期的な清掃と、獣医師による定期検診が不可欠です。一部の眼疾患は長期間、あるいは生涯にわたる管理が必要な場合もあるため、再発を防ぐために獣医師と相談し、継続的な管理計画を立てることがおすすめです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Shilo-Benjamini, Y. et al. (2019) Small Animal Regional Anesthesia and Analgesia, 2nd Edition. Wiley-Blackwell.
[2] Advanced Monitoring for Small Animal Emergency and Critical Care, 2nd Ed. (2021). Elsevier.
[3] Tsegaw, A. et al. (2017) Bacterial contamination of multi-dose eye drops at Ophthalmology Department, University of Gondar. Middle East Afr J Ophthalmol, 24(2), 81–86.