猫の去勢・卵巣摘出手術は、生殖機能を除去する予防的な手術であり、健康維持や行動の改善に役立ちます。手術前後の注意点やメリット・デメリットを正確に理解することが重要です。



すぐに病院を受診する必要がある緊急のサイン
手術部位からの持続的な出血、腫脹の著しい増悪、または39.5度以上の高熱が持続する場合は、直ちに動物病院を受診してください。また、食欲が全くなく24時間以上水分を摂取しない場合や、意識が不明瞭になり倒れるような状態も危険です。これらは感染症や合併症の兆候である可能性がありますので、迅速な対応が不可欠です。



品種別の注意点と再発予防のコツ
避妊手術後はホルモンバランスの変化により、すべての猫で体重増加のリスクが高まります。これは特定の品種に限定される問題ではなく、品種を問わず、術後の食欲と体重を併せて管理することが重要です。特に術後短期間で体重が急激に増加すると肥満に発展する可能性があるため、注意が必要です。定期的な体重測定、食事の管理、そして適度な運動量の維持が肥満予防の鍵となります。異常が見られた場合は、かかりつけの獣医師にご相談いただき、管理計画を調整してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2020
[2] Handbook on Field Veterinary Surgery, Chapter 19: Ovariohysterectomy in Canines and Felines, 2018
[3] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me, 2023