猫の糖尿病では、インスリン注射療法が中心となります。適切な注射方法と用量調整が、病気の管理において最も重要なポイントです。



すぐに動物病院を受診が必要な症状
猫が繰り返し眠気や失神、痙攣、嘔吐、食欲不振を示す場合は、直ちに動物病院を受診してください。これらは低血糖の深刻な兆候であり、命に関わる可能性があります。飼い主さんは慌てず、血糖値測定器や糖分を含む液体(例:砂糖水)を常備しておくことが重要です。



品種別の注意点と再発防止のポイント
肥満はインスリン抵抗性を引き起こす主要な危険因子であるため、体重管理が不可欠です。一部の猫は遺伝的に糖尿病の発症リスクが高くなる可能性があるため、定期的な健康診断と体重管理が重要です。また、インスリン注射中に急激な用量調整を行うと低血糖のリスクが高まるため、獣医師の指示なしに用量を勝手に変更してはいけません。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Plumb, D.C. (2023). Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition. Wiley-Blackwell.
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition (2021). Elsevier Health Sciences.
[3] American Association of Feline Practitioners (AAFP). (2022). Feline Diabetes Mellitus Guidelines.