犬の条虫(テープワーム)は、主に屋内のノミを媒介として感染する寄生虫であり、目立った症状がなくても危険な場合があります。正確な診断と治療が不可欠です。



すぐに動物病院を受診する必要がある場合
犬が肛門の周りを床にこすりつけたり掻いたりし続ける、食欲が完全に失われる、下痢が続き体力が著しく低下するなどの場合は、動物病院を受診することをお勧めします。感染が重症化すると、下痢・食欲不振・体重減少などの消化器症状が現れる可能性があるためです。特に若い犬や免疫力の低い犬は、早めに診察を受け、適切な治療を受けることが重要です。



再感染を防ぐための注意事項
プラジクアンテルによる治療後もノミが残っていると、再感染のリスクがあります。条虫はノミを介して感染するため、駆虫薬の服用と同時にノミ対策製品を併用することが不可欠です。また、愛犬がノミがいる環境や死んだ獲物に触れないよう注意し、外出後は被毛を念入りにチェックしてください。ノミを駆除しないと再感染が繰り返され、治療が意味をなさなくなるおそれがあるため、十分な注意が必要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | 主成分 | 用法 | 推奨時期 |
|---|---|---|---|
| Drontal Plus | Praziquantel + Pyrantel + Febantel | 経口服用 | 3~6か月ごとに服用 |
| Droncit | Praziquantel | 経口服用 | 感染確認後に服用 |
| Zimecterin Plus | Praziquantel + Ivermectin | 経口服用 | 3~6か月ごとに服用 |
獣医師の処方に従って服用してください。すべての製品は体重に合わせて用量が変わります。
シェア
[1] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Case 14, 2023
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Edition, 2023
[3] Handbook of Veterinary Pharmacology, Anticestodal Drugs Section, 2022