犬の肺がんは初期症状が明確でないため、早期発見が難しい疾患です。肺転移が生じると、呼吸困難、咳、体重減少などの症状が現れます。早期診断と包括的な治療が重要です。



すぐに病院を受診する必要がある緊急のサイン
呼吸困難がひどくなり、ハァハァと息切れをしたり、咳が激しくなったり、血痰が出たりする場合は、すぐに病院を受診してください。これは肺がんが重度に進行しているか、合併症が生じていることを示している可能性があります。遅れると命に関わることもあるため、迅速な対応が不可欠です。



特定の犬種は肺がんの発症リスクが高いです。
これまでの研究では、特定の犬種が肺がんになりやすいという明確な証拠はまだ見つかっていません。ただし、肺腫瘍は主に高齢犬で診断される傾向があるため、年配の愛犬は症状がなくても定期的な胸部画像検査で肺の変化をチェックすることが役立ちます。早期に異常を発見すれば治療計画を立てやすくなるので、高齢期には予防的な管理に気を配ることが大切です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] MacEwen EG, Withrow SJ, Patnaik AK: Nasal tumors in the dog: A retrospective study of 100 cases. J Am Vet Med Assoc 199:1155-1160, 1991.
[2] Veterinary Surgical Oncology, 2nd Ed. Saunders Elsevier, 2015. Chapter 12: Lung Tumors in Dogs.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 8th Ed. Wiley-Blackwell, 2018. Section on Chemotherapy Agents for Canine Lung Carcinoma.