猫のシュルマー涙液検査は、涙の分泌量を測定する診断法で、乾燥眼や涙の過剰分泌などの症状を評価するために用いられます。正確な診断のためには、必ず獣医師と一緒に行ってください。



直ちに動物病院を受診すべき場合
猫が目を開けられない、目がひどく腫れている、涙に血が混じっている、目を頻繁に掻いたりこすったりする行動を繰り返す場合は、すぐに動物病院を受診する必要があります。これは角膜の損傷、重度の炎症、感染症、または涙管閉塞の兆候である可能性があります。治療が遅れると視力喪失につながるため、早期の診断が重要です。



品種別の注意点と再発予防
ペルシャやブリティッシュショートヘアなどの短頭種(平らな顔を持つ猫)は、角膜に黒い色素が沈着する角膜分離症(corneal sequestrum)がより頻繁に発生するなど、目の疾患に対して脆弱です。これらの品種では、定期的な目のケアと獣医への受診が不可欠です。また、正常な猫でもシュルマーテストで低い値が出る可能性があるため、検査結果は必ず臨床症状と合わせて解釈する必要があります。再発や病状の進行を防ぐためには、継続的な管理が必要です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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