猫のボルデテラ呼吸器感染症は、ボルデテラ・ブロンキセプティカによって引き起こされる伝染性呼吸器疾患で、咳やくしゃみ、涙などが主な症状です。早期の診断と適切なケアが重要です。



すぐに病院を受診する必要があるサイン
猫が呼吸が苦しそうになったり、口を開けて息をする行為を繰り返したり、唇や口の中が青紫色に変色したりした場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは低酸素症の兆候であり、命に関わる可能性があります。また、咳が持続したり、鼻水が黄色や緑色に変化したり、症状が悪化したりした場合は、感染症が悪化しているサインです。



品種別の注意点と再発予防
ボルデテラによる呼吸器感染症は、猫の様々な品種で発症する可能性があります。特に猫や免疫力が低下している猫では、症状が重篤化しやすい傾向があります。感染後も再発のリスクがあるため、免疫力の維持と定期的な健康チェックが重要です。複数匹の猫を飼っている場合は、感染した猫は別の部屋で隔離し、餌や水入れ、トイレは共用せずに個別に用意してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
| 項目 | 主な症状 | 対処方法 | 動物病院の受診が必要かどうか |
|---|---|---|---|
| 軽症 | 軽い咳、時々くしゃみ | 環境の清掃・消毒、休息の提供 | 必要 |
| 中等度 | 咳の繰り返し、鼻水、涙 | 抗生物質の服用、環境管理 | 必要 |
| 重度 | 呼吸困難、唇が青色、食欲がない | すぐに病院を受診、酸素療法が必要 | 必須 |
症状が悪化したり持続したりする場合は、すぐに獣医師にご相談ください。
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[1] Ellis JA, Haines DM, West KH et al. Effect of vaccination on experimental infection with Bordetella bronchiseptica in dogs, JAVMA 218:367-375, 2001.
[2] Hurley K. Canine infectious respiratory disease complex: management and prevention in canine populations, DVM 2010;360.
[3] Joffe DJ, Lelewski R, Weese JS, et al. Factors associated with development of Canine Infectious Respiratory Disease Complex (CIRDC) in dogs in 5 Canadian small animal clinics, Can Vet J 2016;57(1):46–51.