猫の気管支拡張症は、気管支が慢性的に拡張することで咳や呼吸困難を引き起こす慢性の呼吸器疾患です。早期の診断と適切な管理が重要です。



すぐに病院を受診すべき症状
咳が突然ひどくなり、呼吸が速くなったり、口や唇が青ざめたりする場合は、すぐに病院へ連れて行ってください。これは低酸素症や呼吸器の急性悪化の兆候です。特に咳の後に失神したり倒れたりする場合は、緊急事態です。



品種別の注意点と再発予防
猫の気管支拡張症は、他の呼吸器疾患に続いて後天的に発症することが多いため、基礎疾患の種類によって発症や進行のリスクが異なる場合があります。一部の猫では粘液線毛クリアランス機能が低下しており、気道の分泌物をうまく排出できないことがあります。再発や進行を防ぐためには、基礎疾患の管理と繰り返す感染症の治療、定期的な吸入療法と加湿、環境調整、そして定期的な健康診断を併せて行う必要があります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Lynelle R. Johnson et al. (2023) Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Edition. Elsevier.
[2] Canine and Feline Respiratory Medicine, 3rd Edition (2022). Wiley-Blackwell.
[3] Textbook of Respiratory Disease in Dogs and Cats (2021). Academic Press.