猫の糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)は、インスリンの不足により血液中にケトン体が蓄積する緊急の内分泌疾患です。症状を早期に発見し、直ちに治療を受けることが、生存率を大幅に向上させます。


この症状が現れた場合は、直ちに救急動物病院へお越しください。
次のいずれかにも該当する場合は、24時間対応の緊急動物病院へただちに受診してください。自宅で様子を見たり、翌日の予約を入れたりすると危険です。 • 反応がない、または意識がもうろうとしているように見える • 立ち上がれない、またはよろけている • けいれん(発作)が起きている • 呼吸が急激に苦しそうに見える • 嘔吐と元気がない状態が24時間以上続いている


再発を防ぐための必須チェック項目
DKA(糖尿病性ケトアシドーシス)は再発率が高いため、以下の点に必ずご注意ください。 • インスリン注射を必ず行い、決して抜かさないでください(旅行時は預かり先の担当者に事前に投与方法を伝えておいてください) • インスリンは冷蔵庫で保管し、絶対に振らないでください • 猫が2日以上食欲がない場合は、すぐに病院にご連絡ください • 感染症や口内炎など、他の疾患の治療を先延ばしにしないでください • 糖尿病寛解状態であっても、獣医師の指示なしにインスリンを勝手に中止しないでください

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Mooney CT, Peterson ME (eds). BSAVA Manual of Canine and Feline Endocrinology, 4th Ed. BSAVA, 2012.
[2] Schaer M (ed). Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. CRC Press, 2021.
[3] Nelson RW, Couto CG. Small Animal Internal Medicine, 6th Ed. Elsevier, 2020.