レプトスピラは、汚染された水やネズミの尿によって広がる人獣共通感染症です。予防接種と水たまりの回避が重要で、発熱や黄疸が見られた場合はすぐに動物病院を受診してください。


すぐに病院へ連れて行かなければならない緊急のサイン
次の症状のいずれかが見られた場合は、24時間以内に動物病院での緊急診療が必要です。レプトスピラ感染症は急性腎不全や肝不全へと進行すると、致死率が急激に上昇します。 1. 12時間以上排尿がない、あるいは水のように薄く大量の尿が出る 2. 歯茎や眼白が黄色くなる(黄疸) 3. 血を混じえた嘔吐や下痢 4. 呼吸が速くなり、咳に血が混じる 5. けいれんや意識レベルの低下

予防接種と環境管理が最善です
レプトスピラ症は、治療よりも予防がはるかに重要です。 - 犬の予防接種: 混合ワクチン(DHPPL)に含まれている場合や、単独のレプトスピラワクチンで接種します。1年ごとに追加接種が必要です。 - 猫: 専用のワクチンがないため、屋外への曝露を最小限に抑えることが重要です。 - 環境管理: 家の周りにネズミを引き寄せる要因(生ゴミや開けたままの餌入れなど)を取り除きます。 - 散歩の習慣: 水たまりや下水溝の近くには近づかせず、雨後の水たまりは避けるようにします。 旅行やキャンプ、田舎への訪問前には、獣医師に相談して接種スケジュールを確認してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Sykes JE, Canine and Feline Infectious Diseases, Chapter 50 Leptospirosis, 2013
[2] Greene CE, Infectious Diseases of the Dog and Cat, 4th Edition, 2012
[3] ACVIM Consensus Statement on Leptospirosis in Dogs (2010)