チェイレチエラダニは、犬や猫の皮膚表面に寄生する大型のダニで、フケのように見えます。激しいかゆみや背部の角化を引き起こします。早期診断と環境の消毒が再発防止の鍵となります。


このような場合は、すぐに動物病院へお越しください!
この状況は、単なるフケではない可能性が高いです。1日以上様子を見ず、早めに動物病院を受診してください。 - かゆみが強く、血が出るほど掻いたり、眠れなくなったりする - 同居の他のペットや人にもかゆみや発疹が出ている - 2週間以上皮屑(ひせつ)が続き、範囲が広がっている - 皮膚から滲出液(にじみ)が出ている、または悪臭がする(二次性細菌感染症の疑いあり)

| 項目 | スポットオン | 経口薬(イソオキサゾリン) | ライムサルファー薬浴 |
|---|---|---|---|
| 投与のしやすさ | 首の後ろに1回塗布 | おやつ型の服用 | 全身の入浴 |
| 効果の発現 | 繰り返し塗布で徐々に駆虫 | 服用後に全身を駆虫 | 塗布時に直接殺ダニ作用 |
| 推奨投薬期間 | 月1回、生活環が終わるまで繰り返す | 月1回、生活環が終わるまで繰り返す | 週1回、約3週間以上繰り返す |
| 猫への使用 | 猫に許可された製品のみ(セラメクチンなど、フィプロニルは慎重に) | 猫に許可された組み合わせのみ(セラメクチン+サロラネル・フルララネル) | 可能(においが強い) |
| 環境消毒の併用 | True | True | True |
実際の処方は、皮膚の状態や種類に合わせて獣医師が決定します。
人間にも一時的に感染する可能性があります。
「チェイレチエル」は、人の皮膚にも一時的に感染する人獣共通寄生虫です。飼い主さんの腕、首、腰などに赤い小さな発疹やかゆみが出た場合は、この寄生虫を疑うことができます。幸い、人は永久的な宿主ではないため、ペットの治療を行えば、飼い主さんの症状も自然に消えていきます。ただし、お子さん、高齢者、肌が弱い方は、皮膚科での診察も併せて受けるのが安全です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition, Ectoparasite chapter
[2] Principles and Practices of Canine and Feline Clinical Parasitic Diseases, Wiley
[3] Shoorijeh, S.J. et al., Seasonal frequency of ectoparasite infestation in dogs, Turkish Journal of Veterinary and Animal Sciences 32(4): 309-313, 2008