猫の網膜変性や加齢性網膜変化は、加齢に伴って視機能が徐々に低下する疾患であり、早期発見と適切な管理が重要です。



すぐに病院を受診すべきサイン
猫が急に暗い場所でぶつかったり、視力を失ったように振る舞ったり、瞳孔が開いたまま反応が鈍かったり、目をこすったり涙が増えたり目が赤くなったりする場合は、すぐに獣医師にご相談ください。これは網膜変性だけでなく、高血圧による網膜剥離、白内障、緑内障、眼科感染症などの他の疾患の可能性を示唆していることがあります。



品種別の注意点と再発予防
特にペルシャ、アビシニアン、ベンガルなどの一部の品種では、遺伝性進行性網膜萎縮が報告されているため注意が必要です。遺伝的な要因が関与している可能性があるため、里親になる際には品種の特性を考慮し、定期的な眼科検診を受けることをお勧めします。また、タウリンが十分に含まれたバランスの取れた食事を維持することが予防に重要であり、一度進行した変性は回復が難しいため、進行速度を遅らせることが鍵となります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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