猫の肝性脳症は、肝機能の低下により有毒物質が脳に蓄積することで引き起こされる神経症状です。早期発見と適切な管理が重要です。



すぐに動物病院を受診が必要な場合
猫が意識を失ったり、激しい痙攣を繰り返したり、嘔吐が持続して全く食べられない場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは命に関わる緊急事態です。迅速な診断と治療が、生存率を高める鍵となります。



再発の予防と品種ごとの注意点
生まれつき血管の構造に異常がある先天性門脈体循環短絡症のような場合、肝性脳症のリスクが高まります。このような素因が疑われる猫ちゃんでは、定期的な肝機能検査を受けることが重要です。また、治療後も症状が再発する可能性があるため、薬物療法とタンパク質を調整した食事を長期的に継続する必要があります。アンモニア値が正常範囲内であっても症状が現れることがあるので、普段の行動や神経症状をこまめに観察してあげてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Sykes JE, Sturges BK, Cannon MS, et al. Clinical signs, imaging features, neuropathology, and outcome in cats and dogs with central nervous system cryptococcosis from California. J Vet Intern Med. 2010;24(6):1427–1435.
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