子犬の乳歯残存とは、乳歯が正常に抜けずに残った状態を指し、咬合異常や感染症のリスクを招く可能性があります。早期発見と適切な治療が重要です。



乳歯の残留は、咬合異常や感染リスクを引き起こす可能性があります。
乳歯が抜けずに残ったままの状態は、歯の並びに大きな支障をきたす可能性があります。永久歯が歪んだり重なり合って生えたりすることで咬合異常が生じ、歯の間に食べかすが詰まって歯周病や歯周囲の感染症の原因となります。実際、歯周病は獣医学において最もよく診断される問題の一つです。この状態が長く続くと、歯の喪失や慢性的な痛みにつながることがあります。遺伝的にこの傾向が強い犬種もいるため、できるだけ早く獣医師の診察を受け、治療を開始することが重要です。



小型犬は乳歯が残存するリスクが高いため、注意が必要です。
乳歯の残留は、特定の犬種では遺伝的に見られやすい傾向があります。永久歯が生え始めにもかかわらず、乳歯が時期通りに抜け落ちないと、両方の歯が同じスペースに共存したまま残留状態となります。この状態が続くと、歯列不正や歯肉・歯周組織の感染症リスクが高まるため、早期の診断と治療が重要です。日頃から獣医師と連携して定期的な口腔内検査を受け、永久歯の生え揃い状況や乳歯の適切な脱落を注意深く観察することが大切です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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