犬の回虫(トキソカラ)感染症は、生後間もない時期から発症しうる深刻な寄生虫感染症であり、消化器症状や神経系の異常を引き起こす可能性があります。早期の診断と体系的な治療が不可欠です。



すぐに動物病院を受診すべき症状
犬が突然激しく咳き込んだり、呼吸が速くなったりした場合は、すぐに動物病院を受診してください。幼虫が肺に移動すると、咳や呼吸数の増加が見られることがあります。また、回虫の数が多いと小腸閉塞や腸重積を引き起こし、激しい嘔吐や腹痛、繰り返す下痢に繋がることがあります。これらの状態は生命を脅かす可能性があるため、迅速な診断と治療が不可欠です。



品種別の注意点と再発予防
特に屋外環境に頻繁にさらされる犬、特に幼虫感染のリスクが高い犬には注意が必要です。犬が地面を舐める癖がある場合、再感染の可能性も高まります。定期的な駆除治療と環境管理が不可欠です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. (2023). Elsevier.
[2] Principles and Practices of Canine and Feline Clinical Parasitic Diseases. (2022). Wiley-Blackwell.
[3] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases. (2021). Mosby Elsevier.