猫の副甲状腺機能低下症は、カルシウム調節に重要な役割を果たす副甲状腺が損傷されることで発症する内分泌疾患であり、けいれん、筋肉の硬直、行動異常などの症状が現れます。早期の診断と治療が重要です。



直ちに動物病院を受診すべき場合
猫が繰り返し痙攣を起こす、あるいは重度の筋肉硬直により動けなくなった場合は、直ちに動物病院へ連れて行ってください。カルシウム値が極度に低下すると、生命に危険を及ぼす可能性があります。緊急時には、獣医師が静脈注射によりカルシウムを補給します。



再発の予防と注意事項
猫の副甲状腺機能低下症は、継続的な管理が必要な疾患です。特に首回りの手術(両側甲状腺切除術)後は、術後数日以内に低カルシウム症状が現れる可能性があるため、この時期は特に注意が必要です。カルシウム値が正常範囲内に見えていても、獣医師の指示なしに薬を勝手に中止しないでください。補給を中止すると、カルシウム値が再び低下して症状が再発する恐れがあります。長期的な管理が不可欠です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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