猫の原発性副甲状腺機能亢進症は、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることで血液中のカルシウム値が上昇する内分泌疾患です。早期の診断と適切な管理が重要です。



すぐに病院を受診すべきサイン
猫が突然食欲を完全に失ったり、嘔吐や下痢を繰り返して脱水症状が見られたりした場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。これは、カルシウム値が非常に高くなり、心拍のリズム異常や腎機能の低下を引き起こす可能性があるためです。



再発の予防と品種への注意
猫の原発性副甲状腺機能亢進症は、手術後も再発する可能性があるため、定期的に血液検査を受けてカルシウム値を確認することをお勧めします。品種による遺伝的素因については、犬のキースホンドで家族性発症が報告されていますが、猫では特定の品種に遺伝的傾向があることはまだ明確に確立されていませんので、参考として知っておいてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Peterson ME, et al. (2005) Feline Hyperparathyroidism: Clinical Features and Management. Journal of Feline Medicine and Surgery.
[2] Bartges JW, et al. (2010) Parathyroid Gland Disorders in Cats. Veterinary Clinics of North America: Small Animal Practice.
[3] Hillier, A. (2018) Endocrinology of the Cat. In: Textbook of Feline Medicine, 2nd ed. Elsevier.