猫の肺炎の原因や症状、診断方法、治療オプション、自宅でできるケアのポイントまで、獣医学的根拠に基づいてまとめました。


このような場合は、すぐに救急病院へ連れて行ってください。
• 口を開けてハアハアと息を切らしたり、腹部が激しく上下しているとき • 歯茎や舌の色が青ざめたり白っぽくなっているとき(酸素不足のサイン) • 24時間以上何も食べず、水も飲まないとき • 呼吸時にヒューヒューやゴロゴロという音がするとき • 突然倒れたり、立ち上がれなくなったりするとき


特に注意が必要な猫ちゃんたち
• 生後間もない猫 — 免疫系がまだ発達途中のため、感染症が急速に進行する可能性があります。特に生後10週間未満の猫は、重症の気管支肺炎に悪化しやすい傾向があります。 • 高齢猫 — 呼吸器の防御機能が全体的に低下しているため、回復に時間がかかる場合があります。 • 猫免疫不全ウイルス(FIV)・猫白血病ウイルス(FeLV)陽性 — 免疫力が低下しているため、二次感染を受けやすくなります。肺炎が確認された猫には、FIVおよびFeLVの検査を併せて受けることを推奨します。 • 保護施設や入院など密集環境にいた猫 — 感染源にさらされやすいため、帰宅後2週間は呼吸器症状を注意深く観察してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Padrid P. Canine and Feline Respiratory Medicine, 3rd Edition. Wiley-Blackwell, 2022.
[2] Schaer M, Gaschen F. Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition. CRC Press, 2022.
[3] Drobatz KJ, et al. Small Animal Critical Care Medicine, 3rd Edition. Elsevier, 2022.