猫の去勢・卵巣摘出手術は、生殖機能を除去し、行動上の問題を予防する重要な予防措置です。最適な時期は生後4~6ヶ月の間で、発情周期が始まる前に施行するのが理想的です。



すぐに病院を受診すべき症状
術後2週間以内に発熱、腹部の腫脹、出血、食欲不振、ショック症状などが現れた場合は、直ちに動物病院へお越しください。これらは感染症や内出血の兆候である可能性があります。また、手術前に猫が不安そうにしていたり、激しい痛みを示している場合は、手術を延期した方が安全です。



品種別の注意点と再発予防のコツ
特定の品種では手術後の肥満リスクが高まる傾向がありますが、これは品種全体に一律に当てはまる性質というよりも、個々の猫の代謝や活動量によって異なります。去勢・卵巣摘出術後はホルモンバランスの変化により食欲が増すことがあるため、食事の管理と適度な運動で体重をコントロールすることが大切です。手術後すぐに顕著な行動の変化が見られない場合もありますが、そのためといってケアを怠るのではなく、定期的な健康チェックを受け、気になる点は獣医師に相談しながら継続的に観察してあげるのが良いでしょう。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, 2020
[2] Handbook on Field Veterinary Surgery, Chapter 19: Ovariohysterectomy in Canines and Felines, 2018
[3] The Dog Care Handbook, Things I Wish My Vet Had Told Me, 2023