猫のトキソプラズマ感染症の原因と症状、診断と治療法、そして妊婦の方が特に注意すべき感染経路まで、一度にまとめました。


このような兆候が見られたら、すぐに動物病院へお越しください。
呼吸が荒い、口を開けて息をしている場合、あるいは突然の発作・麻痺・意識レベルの低下が見られる場合は、緊急事態です。猫が下痢を伴い、元気がなく、全く食べない場合も、すぐに病院へ連れて行ってください。目が赤く充血し、瞳孔の形が異常に変化している症状も、ぶどう膜炎の悪化を示すサインであり、迅速な診察が必要です。
| 項目 | IgM陰性 / IgG陰性 | IgM陽性 / IgG陰性~低値 | IgM陰性 / IgG陽性 |
|---|---|---|---|
| 意味 | 感染歴なし | 最近の活動性感染の疑い | 過去の感染、現在は安定 |
| 治療の必要性 | 不要 | 症状があれば治療 | ほとんど不要 |
| 追加検査 | なし | PCR・画像診断を推奨 | 症状がなければ経過観察 |
検査結果の解釈は必ず担当の獣医師と一緒に行います

妊婦の方が必ず知っておくべき注意事項
トキソプラズマは、特に妊婦の方にとって胎児への感染リスクがある人獣共通感染症です。ただ、過度に恐れる必要はありません。室内で飼育しており、猫トイレを毎日清潔に保っていれば、感染のリスクは非常に低いと考えられます。妊娠中は、トイレの掃除は他の家族にお願いするか、必ず手袋とマスクを着用し、掃除後は石鹸で手を念入りに洗いましょう。また、生肉を調理した後はまな板と手をきれいに洗い、野菜や果物もよく洗って食べてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Ettinger SJ, Feldman EC, Côté E (eds.), Textbook of Veterinary Internal Medicine, 8th ed., Elsevier, 2017
[2] Greene CE (ed.), Infectious Diseases of the Dog and Cat, 4th ed., Elsevier, 2012
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th ed., CRC Press
[4] Dubey JP, Toxoplasmosis of Animals and Humans, 2nd ed., CRC Press, 2010