猫の喘息は、アレルギー反応により気道に慢性的な炎症が生じる下気道疾患です。症状チェックリストから吸入器による治療法、家庭環境の管理まで、重要なポイントをまとめました。


今すぐ緊急の動物病院へ連れて行くべきとき
口を開けて呼吸している、歯茎や舌の色が青や白に変色している、10分以上呼吸発作が続く場合は、直ちに24時間対応の動物病院へお越しください。酸素が深刻に不足している状態であり、家庭で処置することはできません。


シャム種と再発への注意——自己判断での中断は禁止
シャム猫は他の品種に比べて喘息の発症率が高いとされているため、定期的な健康診断をより頻繁に受けることをお勧めします。症状がなくなったように見えても、吸入器による治療を独断で中止すると、炎症が十分にコントロールされず、気道のリモデリング(構造変化)を早める可能性があります。治療の減量や中止は必ず獣医師と相談し、獣医師が定めたスケジュールに従って胸部レントゲンなどの経過観察検査を受け、状態を確認することをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] King LG (ed.), Textbook of Respiratory Disease in Dogs and Cats, Saunders, 2004
[2] Rand J et al., The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, 2nd ed., 5m Publishing, 2023, Case 40
[3] Norsworthy GD et al. (eds.), Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Ed, Wiley-Blackwell, 2018
[4] Raskin RE, Meyer DJ, Small Animal Cytologic Diagnosis: Canine and Feline Disease, 2nd Edition, Elsevier, 2022