犬の僧帽弁閉鎖不全症は、心臓の弁が厚くなって血液が逆流する心臓疾患です。症状や原因から、ACVIMの病期別治療、呼吸数チェックなどの家庭でのケアまで、獣医学アドバイザーチームがまとめました。


このような症状が見られた場合は、すぐに動物病院へお越しください。
安静時の呼吸数が1分間に30回を超えたり、舌や歯茎が青紫色に変色したり、呼吸が荒く横になるとさらに苦しそうにしたりする場合は、肺に水がたまる肺水腫の可能性があります。突然倒れたり、腹部が膨らんだり、食欲が急激に低下したりする場合も危険です。この状態を放置すると数時間以内に命の危険にさらされる可能性があるため、夜間や休日であっても直ちに24時間対応の動物病院を受診してください。


この品種は特に注意が必要です。
年齢が高くなるほど、また特定の犬種では発症率が高くなります。特にキャバリア・キング・チャールズ・スパニエルが最もリスクが高く、マルチーズ、プードル、ポメラニアン、チワワ、ダックスフンドなどの小型犬も好発犬種です。性別で見ると、オスの方がメスよりも若いうちにこの病気が現れる傾向があります。このような犬は、症状がなくても6ヶ月から1年ごとに心臓の聴診と検診を受け、雑音や変化がないか確認しておくことが望ましいです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Ljungvall I. and Häggström J., Myxomatous Mitral Valve Disease, in Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats
[2] Keene B.W. et al., ACVIM consensus guidelines for the diagnosis and treatment of myxomatous mitral valve disease in dogs, Journal of Veterinary Internal Medicine, 2019
[3] Boswood A. et al., Effect of Pimobendan in Dogs with Preclinical Myxomatous Mitral Valve Disease and Cardiomegaly: The EPIC Study, Journal of Veterinary Internal Medicine, 2016