猫の腎毒性薬物・物質は、腎臓機能を損なう危険な物質であり、早期発見と適切な対応が不可欠です。主な原因には、薬物、植物、食べ物などがあります。



すぐに病院を受診する必要がある緊急のサイン
猫が嘔吐を繰り返す場合や、尿を一切出さない(無尿)場合は、すぐに動物病院へ連れて行ってください。また、意識が朦朧とする、あるいは発作が起きた場合は生命に危険が及ぶため、一刻も早く動物病院へ緊急搬送する必要があります。腎毒性物質の摂取が疑われる場合は、症状がなくてもできるだけ早く受診することが重要で、治療は早ければ早いほど効果的です。



猫の品種によって、毒性に対する感受性は異なります。
特定の猫の品種が腎毒性に対して特に敏感であるという明確な根拠はありません。むしろ、猫は種としてエチレングリコール(不凍液)中毒により脆弱で死亡リスクが高く、一部の薬物(例:高用量のエンロフロキサシン)にも敏感です。したがって、どの品種であっても薬物を投与する際は必ず獣医師と相談し、予防として薬物や危険物質は猫が届かない場所に保管してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition. Elsevier, 2017.
[2] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. Elsevier, 2019.
[3] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 9th Edition. Wiley, 2021.