犬の皮膚糸状菌症(リングワーム)は、微小な真菌によって引き起こされる皮膚感染症で、寄生虫感染症と似た症状を示します。正確な鑑別と治療が重要です。



すぐに動物病院を受診が必要な場合
病変が急速に広がる場合や、犬が激しいかゆみを訴えて繰り返しなめたり引っ掻いたりする場合は、すぐに動物病院を受診してください。また、他の動物や家族に感染する可能性があるため、隔離措置が必要です。特に若い犬や免疫力が低い犬は合併症を発症するリスクがあります。



再発防止のための注意点
治療が終了した後も病変が完全に消失しない場合は、再感染の可能性が考えられます。特に免疫力が低い犬や、ストレスのかかる環境にいる犬では、回復が遅れたり再発したりすることがあります。定期的な健康チェックと環境管理が不可欠です。皮膚糸状菌症の鑑別は、正確な診断のための検査によって行われるため、必要に応じて獣医師の診察を受けてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Moriello KA (2019a) Dermatophytosis in cats and dogs: A practical guide to diagnosis and treatment. /n Practice 41, 138-141.
[2] BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Ed (2017). Chapter on Dermatophytosis.
[3] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed (2019). Dermatologic Disorders section.