犬の重症筋無力症は、神経筋接合部の自己免疫異常により全身の筋肉が異常に弱くなる疾患です。運動後に倒れる症状や、食後の逆流が繰り返される場合は、早期検査が必ず必要です。


このような症状が見られる場合は、直ちに救急動物病院へお越しください。
食事後に激しい咳やゼイゼイという呼吸音が現れたら、誤嚥性肺炎の兆候です。歯茎が青ざめたり白っぽくなったり、突然倒れて起き上がれなくなったら、すぐに動物病院へ連れて行ってください。呼吸困難を伴う場合は命に関わる可能性があります。誤嚥性肺炎は重症筋無力症の最も危険な合併症です。


かかりやすい犬種 — この犬種の場合は特に注意が必要です
重症筋無力症は、特定の犬種でより頻繁に報告されています。後天性のものは、ジャーマンシェパード、ゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバーで特に多く報告されています。また、生後3ヶ月以降であれば、犬種に関係なくどの年齢でも発症する可能性があります。先天性(遺伝性)のタイプもあり、一部の犬は幼いうちから筋力が弱いことがあります。特に高齢犬で突然の倦怠感や繰り返す逆流が見られる場合は、単なる老化と見過ごさず、必ず検査を受けてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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