犬の緑内障は、眼圧が異常に上昇して視神経を損傷する緊急の眼科疾患です。発見から24~48時間が視力保存のゴールデンタイムとなります。


ただちに24時間対応の動物病院の救急外来を受診すべきサイン
次のいずれかの症状が見られる場合は、夜中でも24時間対応の動物病院へすぐ連れて行ってください。眼圧が著しく上昇した状態が続くと、視神経の損傷が急速に進み、失明する恐れがあります。 - 片方の目が突然腫れたり、飛び出ているように見える(眼球突出) - 角膜が突然青白く、または白く変色する - 目を全く開けられず、痛みで悲鳴を上げる - 両目の瞳孔の大きさに明らかな差がある、または片方の瞳孔が固定して開いたままになる

| 項目 | プロスタグランジン類似体 | 炭酸脱水酵素阻害薬 | ベータ遮断薬 |
|---|---|---|---|
| 作用機序 | 房水の排出増加 | 房水の産生減少 | 房水の産生減少 |
| 効果発現 | 獣医師の指示に従う | 獣医師の指示に従う | 獣医師の指示に従う |
| 主な使用時点 | 応急・長期管理 | 長期管理 | 補助的な使用 |
| 猫への使用 | 獣医師の判断が必要 | 獣医師の判断が必要 | 獣医師の判断が必要 |
薬剤ごとの効果発現時間や猫への適用可否は、個体・薬剤によって異なります。具体的な薬剤の選択と投薬スケジュールは、必ず獣医眼科専門医の処方に従ってください。
好発犬種は、定期的な眼圧検査が必須です。
以下の犬種は、5歳を過ぎた頃から毎年眼科検診(眼圧測定と眼底検査)を受けることをお勧めします。 - アメリカン・コッカー・スパニエル、イングリッシュ・コッカー・スパニエル - バセットハウンド、ビーグル - シー・ズー、ラサ・アプソ、ペキニーズ - シャー・ペイ、チャウチャウ - サモエド、シベリアン・ハスキー 早期に発見すれば、点眼薬だけで数年間視力を維持できることもあります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Atlas of Canine and Feline Ophthalmic Disease, 2nd Ed — Chapter 163: Primary Glaucoma
[2] Plumb's Veterinary Drug Handbook, 10th Ed — Travoprost Ophthalmic, Prostaglandin Analogue for IOP reduction in dogs
[3] Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Ed — Glaucoma Section (canine comparison)