スコティッシュフォールドは遺伝的に軟骨骨形成異常症や心臓・腎臓疾患にかかりやすいため、一般的な猫よりも頻繁な定期検診が必要です。年齢別検診項目と周期をわかりやすくまとめました。

| 項目 | 子猫期(0〜12か月) | 成猫期(1〜7歳) | 高齢期(7歳以上) |
|---|---|---|---|
| 検診周期 | 毎月1回 | 年1〜2回 | 6か月ごと |
| 基本身体検査 | True | True | True |
| 関節・歩行評価 | True | True | True |
| 心臓聴診・心臓超音波 | 聴診中心 | 獣医師の推奨時に心臓超音波 | 6か月ごとに心臓評価 |
| 腎臓超音波 | 生後13週以降に1回 | 年1回 | 6か月ごと |
| 血液・尿検査 | 基本 | 年1回の総合 | 6か月ごとに総合 |
スコティッシュフォールド専用の推奨周期です。一般的な猫よりも細かいスケジュールです。

この兆候が見られた場合は、健診の予定に関係なく、すぐに動物病院へお越しください。
定期健診の予定日までまだ時間がある場合でも、以下の症状が見られたら、すぐに受診が必要です。 • ジャンプをしなくなったり、階段を避けるようになったりします • 後ろ足を引きずったり、歩き方が不自然になったりします • 呼吸が普段より速くなり、口を開けて息をする(開口呼吸)ようになります • 急に水を多く飲んだり、尿量が増えたりします • 排尿時に苦しそうにしたり、頻繁にトイレに行きたがったりします • 尾に触れると痛みを示したり、硬直したりします

スコティッシュフォールド特有の健康チェックポイント — 尻尾と足を触って確認する
獣医師が検診時に必ず確認する部位があります。飼い主さんも普段から一緒にチェックしてみてください。 • しっぽの柔軟性: しっぽの先までスムーズに曲がるか確認しましょう。硬い場合は、骨軟骨異形成症の兆候である可能性があります。 • 足首・指: 腫れているか、触ったときに痛み反応があるか観察しましょう。 • 歩行姿勢: ウサギのように後ろ足を揃えて跳ねる「バニーホッピング」は、関節痛のサインです。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little S., The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Chapter on Feline Genetic Diseases
[2] Schaer M., Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, Section: Osteochondrodysplasia
[3] Gunn-Moore D., Feline Hypertrophic Cardiomyopathy: Breed Predispositions, Journal of Feline Medicine and Surgery