マンチカンは脚が短いという特徴から、脊椎や関節の疾患に弱いため、年齢に応じた定期的な健康診断が不可欠です。時期ごとの検診項目とケアのポイントをおまとめしました。

| 項目 | 猫(0~1歳) | 成猫(1~6歳) | 高齢猫(7歳以上) |
|---|---|---|---|
| 検診の周期 | 3か月ごと | 年1回 | 6か月ごと |
| 基本の身体検査 | True | True | True |
| 脊椎X線 | 6か月・12か月 | 2年に1回 | 年1回 |
| 関節の評価 | 12か月 | 年1回 | 6か月ごと |
| 心臓聴診/検査 | 6か月 | 年1回 | 6か月ごと |
| 血液検査 | 12か月 | 年1回 | 6か月ごと |
獣医予防医学のガイドラインは、すべての年齢で少なくとも年に1回以上の身体検査を推奨しており、画像・血液検査などの詳しい周期は個体の状態に応じて獣医師が調整しますよ

子猫の時期にすぐに病院へ行くべきサイン
次のような症状が見られた場合は、定期健診を待たずにすぐに動物病院へお越しください。骨格の異常は、成長期に早期に発見・対応するほど予後が良好になります。 - 背中が弓なりに曲がっているように見える、または胸骨が内側に凹んでいる - 同年代の猫と比べて活動量が著しく少なく、ジャンプを避ける行動が見られる - 呼吸時に胸の動きが左右非対称である、またはハァハァと息切れしている - 後ろ足を引きずっている、または歩行時に片側に傾いている

腎臓病と関節炎が併存している場合
高齢のマンチカンは、慢性腎臓病と変性関節疾患が同時に進行することが多いです。この場合、一般的な鎮痛剤の使用に制限が生じるため、獣医師が痛みと腎機能の両方を考慮して薬剤を選択する必要があります。検診では両方の疾患を一度に評価するのが効率的であり、自宅では低い高さのトイレ、滑り止めマット、階段などの環境調整も併せて行ってください。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little SE, The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Chapter on Feline Skeletal Disorders
[2] Kranenburg HC, Meij BP, et al., Prevalence of spondylosis deformans in the feline spine, 2014
[3] AAFP Feline Life Stage Guidelines, Journal of Feline Medicine and Surgery, 2021