ヒマラヤン猫は、ペルシャ系に多い遺伝性疾患に特に注意が必要です。多嚢胞腎、呼吸器の問題、目の健康に至るまで、重要なケアポイントをまとめました。


短頭種猫の呼吸器に関する問題で、このような症状が見られる場合は、必ず動物病院を受診してください。
普段よりいびきがひどくなったり、呼吸時に「グロゴロ」といった音が聞こえたり、暑い日に口を開けてハァハァと息切れしている場合は、動物病院での診察をお勧めします。短頭種(鼻が短い品種)の猫は気道が狭く、呼吸に負担がかかりやすいため、高温環境やストレスの状況で呼吸困難が悪化することがあります。特に注意が必要です。肥満になると呼吸器の問題がさらに悪化するため、体重管理にも十分気をつける必要があります。

里親になる前に遺伝子検査の結果を必ず確認してください。
ヒマラヤン猫を新しく迎える際は、多嚢胞腎(PKD)の遺伝子検査が実施されているか必ず確認してください。ブリーダーに親猫のPKD検査結果を依頼するのも有効な方法です。ペルシャ系では眼科疾患を含むさまざまな遺伝性疾患が報告されているため、総合的な健康診断の履歴も併せて確認することをお勧めします。すでに同居している猫の場合は、獣医師と相談して関連する検査を受けることを推奨します。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little S.E., The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Elsevier, 2012
[2] Schaer M. et al., Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Edition, CRC Press, 2022
[3] Atkinson T., A Professional's Guide to Feline Behaviour, CAB International, 2018