シャム猫が遺伝的にかかりやすい疾患をひと目で把握できるようにまとめました。アミロイドーシス、喘息、斜視など、飼い主さんが必ずチェックすべき項目と早期発見のサインを掲載しています。


このような兆候が見られたら、すぐに動物病院へお越しください。
次の症状は緊急事態に近い状態です。24時間以内に動物病院での診察が必要です。 • 突然、歯茎が蒼白になり、ぐったりとしています(肝出血の可能性) • 普段の2倍以上の水を飲み、尿量が急激に増えています(腎不全の兆候) • 口を開けてハァハァと息を切らしたり、胸が激しく動いて咳をしたりしています(喘息発作) • 突然、片方の目の瞳孔の大きさが異なったり、壁にぶつかったりしています(視力の急激な低下)
| 項目 | アミロイドーシス | 猫喘息 | 進行性網膜萎縮 |
|---|---|---|---|
| 主な発症年齢 | 1~5歳 | 2~8歳 | 1.5~2歳から |
| 初期症状 | 食欲低下・嘔吐 | 発作性の咳 | 夜間の視力低下 |
| 診断検査 | 血液・尿・生検 | 胸部レントゲン | 眼底検査・遺伝子検査 |
| 管理方法 | 食事・腎保護薬 | 吸入ステロイド | 環境適応の補助 |
| 予後 | 早期発見なら良好 | 管理すれば正常な寿命 | 失明が進行する可能性 |
発症年齢は平均値であり、個体差があります

シャム猫の飼い主様へのおすすめ定期健診スケジュール
遺伝性疾患は早期発見がすべてです。以下のスケジュールに沿って検診を受けるのが安心です。 • 1~6歳:年1回 — 血液・尿・胸部X線検査の基本パッケージ • 7歳以上:6ヶ月に1回 — 高齢猫向けパッケージに心エコーを追加 • 新しく迎えた猫は、最初の1年以内に遺伝子検査(可能な項目)を推奨 • 親猫の病歴は譲渡先で必ず確認しておきましょう

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little SE, The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Elsevier, 2020
[2] Johnson LR, Canine and Feline Respiratory Medicine, 3rd Edition, Wiley-Blackwell, 2020
[3] Englar RE, The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases, Wiley-Blackwell, Case 40
[4] OMIA (Online Mendelian Inheritance in Animals) Database — Feline Inherited Disease Catalog