サイベリアン猫が注意すべき遺伝性疾患5つをまとめました。肥大型心筋症と多嚢胞性腎疾患を中心に、早期発見のサインと検査のタイミングをお伝えします。


このような兆候が見られたら、すぐに動物病院へお越しください。
以下の症状は、肥大型心筋症が進行しているか、急性合併症が発生したことを示すサインです。直ちに24時間対応の動物病院へお越しください。 • 口を開けてハァハァと呼吸している(開口呼吸) • 安静時の呼吸数が1分間に40回以上 • 突然後ろ足に力が入らなくなったり、冷たくなったりする(血栓塞栓症) • 著しい元気の低下、歯茎が紫色に変わる • 突然の失神

| 項目 | 肥大型心筋症 | 多発性嚢胞腎(超音波) | 多発性嚢胞腎(遺伝子) |
|---|---|---|---|
| 検査方法 | 心臓超音波 | 腎臓超音波 | DNA遺伝子検査(PKD2) |
| 初回検査時期 | 12か月齢頃 | 幼少期から | 分譲直後 |
| 再検査周期 | 1~2年 | 1~2年 | 1回で十分 |
| 早期発見時の管理 | True | True | True |
検査費用と日程は動物病院ごとに異なる場合があります

譲渡前に必ず確認すべき書類
信頼できるブリーダーから猫を迎える際は、以下の書類を必ずお求めください。親猫の遺伝性疾患検査記録がない場合は、追加検査が必要となります。 • 親猫の肥大型心筋症に関する心エコー検査結果 • 親猫の多嚢胞腎に関する超音波検査またはDNA検査結果 • ピルビン酸キナーゼ欠乏症のDNA検査結果 • TICA・CFAなどの公認血統書 • 予防接種および駆虫の記録

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] August's Consultations in Feline Internal Medicine, Volume 7
[2] The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition - Susan Little
[3] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats - Feline HCM Chapter
[4] Feline Emergency and Critical Care Medicine, 2nd Edition
[5] Gandolfi B et al., A novel mutation in CMAH is associated with blood type AB in Ragdoll cats, 2016