サイベリアンは全体的に丈夫な品種ですが、肥大型心筋症と肥満管理には注意が必要です。獣医学の教科書を根拠に、品種に合わせた健康管理法をまとめました。


このような症状が見られた場合は、すぐに動物病院へお越しください。
突然口を開けてハアハアと息切れをしたり、後ろ足を引きずって歩いたり、動かなくなったりする場合は、心臓病の緊急症状である可能性があります。特に肥大型心筋症による血栓が後ろ足の血管を塞ぐと、激しい痛みとともに足が冷たく、白っぽくなります。このような症状が見られた場合は、直ちに近くの動物病院を受診してください。


譲渡前に親猫の健康履歴を確認してください。
サイベリアンを迎える際は、ブリーダーから親猫の心エコー検査履歴を必ず確認してください。肥大型心筋症は遺伝的要因が強い疾患であるため、親世代の健康状態が重要になります。現在、市販されているHCM遺伝子検査(MYBPC3変異検査)はメインクーンとラグドール種でのみ有効であり、サイベリアンを含む他の品種には適用されません。したがって、サイベリアンにおいては心エコー検査がHCMスクリーニングの中心的な手段となります。健康な血統から始めることが、わが子の健やかなスタートにつながります。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Textbook of Cardiovascular Medicine in Dogs and Cats — Chapter: Feline Hypertrophic Cardiomyopathy
[2] The Cat, Clinical Medicine and Management, 2nd Edition — Breed-specific Genetic Disorders
[3] Bonagura JD, Twedt DC. Kirk's Current Veterinary Therapy XV — Feline Cardiomyopathy
[4] Saetre P et al. The genetic basis of Fel d 1 production in cats. Journal of Allergy and Clinical Immunology, 2004