ラブラドール・リトリバーが遺伝的にかかりやすい7つの疾患をまとめました。早期検診の時期や管理のポイントも一緒に確認しましょう。


このような兆候が見られたら、すぐに動物病院へお越しください。
散歩中に突然座り込んでしまったり、後ろ足がふらつく様子が見られたり、階段の昇降で片足を拖行したり、ウサギのように両足を寄せて跳ねるような姿勢(バニーホップ)を示したり、暗い場所で頻繁にぶつかってしまうような行動が見られる場合は、遅れずにその日のうちに診察を受けてください。運動誘発性虚脱は、過度な運動の直後に一時的な麻痺のように見えることがあり、緊急事態である可能性があります。

| 項目 | 推奨検診時期 | 検査方法 |
|---|---|---|
| 股関節形成不全 | 生後6〜12か月 | 整形外科X線 |
| 肘関節形成不全 | 生後6〜12か月 | 屈曲側方X線 |
| 進行性網膜萎縮 | 生後12か月〜 | 眼底検査・遺伝子検査 |
| 運動誘発性虚脱 | 成長期の前後 | DNM1遺伝子検査 |
| 肥満関連の代謝 | 1歳から毎年 | 体重・体型評価(BCS) |
正確な時期は担当の獣医師と相談して調整してください。

成長期の栄養管理は、犬の一生を左右します。
成長期のラブラドールには、自由給餌・高カロリーなドッグフード・過剰なカルシウムサプリメントは避けてください。幼少期にやややせ気味に育てたラブラドールの方が、成犬になった際に股関節形成不全の発症率が低いという研究結果があります。大型犬用の成長期ドッグフードを定量で与え、カルシウムやビタミンDを別途追加しないでください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] 100 Top Consultations in Small Animal General Practice, Chapter 46 (Elbow & Hip Dysplasia)
[2] Clinical Atlas of Canine and Feline Ophthalmic Disease, 2nd Ed, Ch. 142 (RPED) & Retinal Dysplasia chapters
[3] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed, Ch. 10 (Obesity & Orthopedic Disease in Labradors)
[4] The Dog Care Handbook — Hip Dysplasia & Growth Nutrition