スフィンクスは肥大型心筋症(HCM)の発症率が高い品種ですので、無症状の段階から定期的な心臓エコー検査が必要です。年齢別の管理ポイントと緊急時のサインをまとめました。



ただちに動物病院の救急外来へ——この症状は緊急です
次の症状のいずれかが見られた場合は、30分以内に緊急の動物病院へ連れて行ってください。口を開けて呼吸している、または呼吸が非常に速い場合/歯茎や舌が青紫色または蒼白な場合/後ろ足が突然使えなくなり冷たくなっている場合/突然倒れたり意識を失ったりしている場合などが該当します。これらは肺水腫や血栓症の合併症の兆候である可能性があります。

皮膚や体温の管理も怠ってはいけません。
スフィンクスは毛がないため、皮脂が皮膚にたまりやすくなります。1~2週間に1回のぬるま湯での入浴を推奨し、耳の奥と指の間は毎週優しく拭いてあげてください。皮膚が非常に脂っぽくなったり、強い臭いがしたりする場合は、細菌や酵母の感染の兆候である可能性がありますので、獣医師に相談してください。体温調節が難しい品種ですので、室内温度は22~26℃に保ってあげてください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[2] Vitale CB, Ihrke PJ, Olivry T et al. Feline urticaria pigmentosa in three related Sphinx cats. Veterinary Dermatology 7, 1996.
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