ラブラドールは、股関節・肘関節形成不全や肥満に特にかかりやすい犬種です。年齢別検診スケジュールと、必ず確認すべき項目をまとめました。


| 項目 | 犬(0〜12か月) | 成犬(1〜7歳) | 高齢期(8歳以上) |
|---|---|---|---|
| 検診周期 | 1〜2か月ごと | 1年に1回 | 6か月に1回 |
| 予防接種 | 基礎5種+狂犬病 | 1年に1回の追加接種 | 健康状態に応じて |
| 整形外科検査 | 歩行観察 | 股関節・肘のX線1回 | 関節・筋肉を毎年 |
| 体重・体型評価 | 成長曲線の確認 | BCS毎年 | BCS6か月ごと |
| 血液検査 | 基礎1回 | 1年に1回 | 6か月に1回精密 |
| 目の検査 | 12か月に1回 | 必要時 | 毎年 |
獣医師が個々の状態に応じて調整できます

このような兆候が見られる場合は、健康診断の間隔を短くしましょう。
定期健診の期間中でも、次のような兆候が見られたらすぐに動物病院を受診してください。散歩後の跛行が1日以上続く場合、階段やソファへの昇降を避けるような行動が増えた場合、急激な体重増加や減少が見られる場合、皮下に新しいしこり(脂肪腫が疑われる)が触れる場合は、健診を前倒しにするのがおすすめです。
体重管理は健康診断と同じくらい重要です。
肥満は犬において一般的な健康問題であり、英国の資料によれば成犬の約25~60%が過体重または肥満と推定されています。さらに、肥満犬の飼い主の半数以上が自分の犬が過体重であることを十分に認識していないため、客観的な評価がより重要になります。9段階の体型スコア(BCS)では4~5点が理想とされ、理想体重から1ポイント上がるごとに体重が約10~15%増加したとみなします。したがって、検診のたびにBCSを確認し、活動量の変化に合わせて餌の量を調整してください。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] 100 Top Consultations in Small Animal General Practice, Chapter 46 (Elbow Dysplasia in Labradors)
[2] Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed, Chapter 10 (Obesity and Osteoarthritis in Labradors)
[3] The Dog Care Handbook - Things I Wish My Vet Had Told Me, Chapter 7 (Hip Dysplasia in Predisposed Breeds)
[4] Clinical Atlas of Canine and Feline Ophthalmic Disease, 2nd Ed, Chapter on Retinal Dysplasia in Labrador Retrievers