ミニチュアシュナウザーが遺伝的に脆弱な膵炎・高脂血症の原因・症状・食事管理法と、子犬期から老年期までの年齢別検診計画を獣医学的根拠に基づいてまとめました。


この症状が見られた場合は、すぐに動物病院へお越しください。
これは急性膵炎の緊急サインです。繰り返す嘔吐、前脚だけを伸ばして腹部を床に押し付ける祈りの姿勢、強い無気力と食欲の完全な消失、黄色や緑色の胆汁を伴う嘔吐が見られた場合は、一刻も早く病院へお越しください。特に、脂っこい食べ物や普段与えていないもの、人間の食事、生ゴミなどを食べた後にこうした症状が現れた場合は、より注意が必要です。このような食べ物の摂取は、急性膵炎のリスクを高めることが知られています。

| 項目 | 犬(~1歳) | 成犬(1~7歳) | 高齢犬(7歳+) |
|---|---|---|---|
| 検診の周期 | 接種時に併せて実施 | 年1回 | 半年に1回 |
| 血液検査の項目 | 基礎数値の確認 | 脂質・膵臓酵素 | 脂質・膵臓・腎臓・甲状腺 |
| 腹部超音波 | 必要時に実施 | 年1回を推奨 | 半年に1回を推奨 |
| 食事管理 | 低脂肪の離乳食/フード | 低脂肪フードを維持 | 処方食を積極的に検討 |
膵炎の既往歴がある場合は、獣医師の指示に従って検診の周期を短縮します
膵炎を引き起こすリスク——絶対に与えてはいけない食べ物
獣医学の臨床栄養学教科書では、慢性膵炎の犬に対して明記されている禁忌食品です。牛肉・羊肉・加工肉・ソーセージ、サケやイワシなど脂分の多い魚、チーズやフルファットヨーグルトなどの乳製品、ジャーキーやソーセージ型のオヤツ、ピーナッツバターや食用油は、少量であっても必ず避けてください。一度の誤食が急性発作を招く可能性があります。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Fascetti AJ, Delaney SJ. Applied Veterinary Clinical Nutrition, 2nd Ed. Wiley-Blackwell, 2018. Chapter 12: Gastrointestinal Disease.
[2] Schaer M, Gaschen F. Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed. CRC Press, 2022. Chapter 25: Nutrition of the Critically Ill Dog and Cat.
[3] Latimer KS. Fundamentals of Veterinary Clinical Pathology, 3rd Edition. Wiley-Blackwell, 2011. Chapter: Pancreatitis.