スフィンクス猫が特に注意すべき遺伝性疾患と、飼い主さんのためのチェックリストをまとめました。肥大型心筋症からスキンケアまで、重要なポイントだけを解説します。


この兆候が見られた場合は、すぐに24時間対応の動物病院へお越しください。
次のような症状が見られた場合は、肥大型心筋症の進行や肺水腫、動脈血栓症を疑う必要があります。1分間に40回以上の呼吸数、口を開けたままの呼吸(ハアハア呼吸)、歯茎が紫色に変色すること、突然の後肢麻痺、失神や気絶などです。これらの兆候は緊急事態を示しています。ためらわずに、直ちに24時間対応の動物病院へ搬送してください。


譲渡前後の遺伝子検査を推奨します
スフィンクスは、肥大型心筋症に関連する特定の遺伝子変異検査と、遺伝性筋症の検査が推奨されています。譲渡を受ける前には、親猫の健康診断結果を確認するのが最も安全です。里親になった後も、生後12ヶ月頃には初めてのエコー検査を受け、その結果を基準に毎年定期的な経過観察が必要です。検査項目や費用は病院によって異なりますので、事前に確認しておくことをお勧めします。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Little SE (ed.), The Cat: Clinical Medicine and Management, 2nd Edition, Chapter 25 — Dermatology
[2] Jackson HA, Marsella R (eds.), BSAVA Manual of Canine and Feline Dermatology, 4th Edition
[3] Vitale CB, Ihrke PJ, Olivry T et al., Feline urticaria pigmentosa in three related Sphinx cats, Veterinary Dermatology 7, 1996
[4] McCarthy RJ et al., Hypertrophic cardiomyopathy in Sphynx cats — clinical features, 2007