ウェルシュ・コーギーは、SOD1遺伝子の突然変異により脊髄変性症にかかりやすい犬種です。初期症状の発見から年齢別のケアポイントまで、獣医学的なアドバイスに基づいてまとめました。


このような症状が見られる場合は、すぐに動物病院へお越しください。
後ろ足に突然力が抜けたり、48時間以内に症状が急速に悪化したりした場合は、すぐに動物病院を受診してください。DMと症状が似ている椎間板ヘルニア(IVDD)や脊椎腫瘍は、早期治療が予後を大きく左右するためです。特に、足をつまんでも反応がないほど痛覚が消失している場合は、神経科の専門病院を迷わず訪ねてください。


肥満が脊髄の健康に与える影響
ウェルシュ・コーギーは肥満に注意が必要な犬種として知られています。ただし、DM(退行性脊髄症)そのものは脊髄神経が退行する疾患であり、脊椎を圧迫して生じる圧迫性疾患ではないため、肥満がDMの進行を直接加速させると断定するのは難しいと言えます。それでも、過体重は全体的な運動能力や関節の健康に負担をかけ、歩行が弱まった時期のリハビリや補助器具の活用管理をより困難にすることがあります。獣医師との相談による体重管理と定期的な体重測定が役立ち、横から見たときに腰が少し細く、肋骨が軽く触れる程度の体型が理想的です。

タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
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[1] Clinical Medicine of the Dog and Cat, 4th Ed
[2] Notes on Canine Internal Medicine, 4th Ed
[3] The Veterinary Workbook of Small Animal Clinical Cases
[4] Small Animal Cytologic Diagnosis Canine and Feline Disease, 2nd Edition