グレートデーンは、胃拡張・胃捻転症候群(GDV)の発症リスクが犬種の中で最も高い部類に入ります。早期発見のための症状の見分け方や、年齢別のお健康管理のポイントをお伝えします。



今すぐ24時間対応の動物病院へ連れて行ってあげてください。
GDV(胃捻転)は、症状が現れてから数時間以内に命を落とす可能性のある、まさに緊急事態です。嘔吐反射(吐こうとするが何も出ない状態)と腹部膨満が同時に見られた場合、「とりあえず様子を見てみましょう」という考えは絶対に禁物です。病院へ向かう移動中にも、すぐに電話でGDVの疑いがあることを伝えてください。


グレートデーンの平均寿命と飼い主が知っておくべきこと
グレートデーンは大型犬の中でも寿命が短い傾向があるため、ライフステージごとに集中的なケアがより重要になります。特に胃捻転(GDV)と拡張型心筋症は、外見上の症状が現れる前の潜伏期(前臨床期)から積極的に管理することで、リスクを低減し、生活の質を守るのに直接的な助けとなります。定期検診で心臓と胃の健康を事前にチェックする習慣をつけましょう。


タイのコンケン大学で獣医学を専攻した獣医師で、米国ノースカロライナ州立大学のIVSAプログラムを修了しました。動物病院での臨床経験をもとにペットヘルスケア分野で活動しており、飼い主と獣医師をつなぐデジタル診療環境の構築に取り組んでいます。
シェア
[1] Shawcross G., 'The dog with gastric dilatation and volvulus', 100 Top Consultations in Small Animal General Practice, 2012
[2] Glickman LT et al., 'Incidence of gastric dilatation-volvulus in dogs', Journal of the American Veterinary Medical Association, 2000
[3] Bruchim Y. et al., 'Pathophysiology, diagnosis, and treatment of gastric dilatation volvulus in dogs', Journal of Veterinary Emergency and Critical Care, 2014
[4] Meeking SA., 'Gastric Dilatation-Volvulus', Advanced Monitoring for Small Animal Emergency and Critical Care, 2nd Ed